バッハの闇 


 

来日ツアーから帰宅して、ずっと頭にあったのは、バッハ・シャコンヌ。

この曲は来日ツアー全てのコンサートプログラムに入れて演奏したけれど、全く理想に届かず上手く弾けなかった。それでも地方公演の時には演奏中に止まりはしなかった。なのに...何と!一番最後の大事な東京公演では途中で止まってしまい、弾き直してしまったのである。

その日は情けなくて眠れず、翌日もずっとずっと悔いが....

どうしてそうなったか?

ずっと頭に曲が鳴りながら...考えてた。忘れようとしたけれど忘れられなくて、各場所での演奏を思い出しては原因を考えてた。

この曲を弾き始めて3年目。一生演奏していける名曲だとは思ってたけれど、これほどまでに深く、メンタルも伴いステージ上(お客様の前本番)で演奏するのが恐ろしいことになるとは?!

とにかく、まだまだだと底に落ちた。

音楽的にもテクニック的にも難曲だと改めて実感し、帰宅して15日間ぐらい、ずっとイメージトレーニングでこの曲、この音楽を頭で歌っていたけれど、実際に楽器で練習始めて、しかし、これまでの練習じゃなくて、違うスタイルで練習してみようと試みた。メトロノーム46速度、16分音符にして練習を重ねてみた。先ずは最初から最後まで同じテンポで演奏できるようにしてみた。この17分の大曲を同じテンポで演奏できるようになるまで2週間ぐらい?!かかり、その後は意外と音の外しが無くなった。

マリンバはマレットという撥を4本持って演奏するので、その4本のマレットのステッキング(手順)が重要...本番中に1音でも違う手順で弾くと混乱するので、楽譜の音だけじゃなく、それに伴うステッキングも完璧に記憶するように努めた。又ある評論家の方の批評にレガートも足りないとあったので、それも克服しようと頑張った。

そして1ヶ月後(4月中旬)に夫に聴いてもらったら....

『タイムに囚われて、私の歌心が聴こえなくなったと?!』

そこで次は、メトロノームを外し、今度は自分のエモーショナルで自由に自然体で演奏できるように練習の仕方を変えて、毎回録音しながら、大きなフレーズ、レガート、ダイナミックを確かめながら、フレーズごとにタッチ(音色)も変えれるように練習してみた。

そして、1週間後に又夫に聴いてもらったら?

『素晴らしい!もうこのまま変えずに演奏を続けて!』

と言われ...ちょっと安心。

もちろん、これは基本形の事なので、演奏する度に感覚や、感情が違うので、やっぱり1回1回違う演奏になってしまう。。

でも、そういうバッハのスポンテニアスなところが大好きだ。

これから、まだまだこの作品、バッハとの旅は続くけれど、近いうちに3年目のバッハ・シャコンヌをビデオ録音したいと考えていたところ....

そのチャンスが早くも?!

5月16日私が使っているマリンバメーカーDeMorrowの本拠地アーカンソーで彼が十年がかりで製作した世界に1台しかないアーティストモデルでvideo録音できるという...デモロウ氏が1音1音、特別に良いローズウッド鍵盤を集めた、2019年のカーネギーリサイタルでもお借りした素晴らしく余韻と音色が素晴らしい鍵盤での演奏!

もちろん決行!

直ぐにアーカンソー在住で素晴らしい打楽器奏者の友人KAEさんに連絡を取り、ビデオグラファー、録音エンジニア、デモロウさん、大学のコンサートホールとかのアレンジを頼んでオーガナイズして頂きました。そのお陰で、私の日本ツアー後2ヶ月間の成果を実らせる事が出来て、自分にとって、これまでで一番良い演奏ができたと信じます。本番2回通しただけでOK、編集もしなくて良いという我ながらびっくりの快挙!

止まらなかったし(笑! 

完全にリベンジを果たして爽快な気分で帰宅しました。

自分に決着をつけに行ったアーカンソーの旅は充実し....これで当分このバッハ・シャコンヌはお預けして、次の新しい音楽に取り掛かれます。

しかし、又この曲を演奏する時は、悩むのだろうなぁ〜こういう一生かけて演奏できる作品に出会え、取り組むことが出来る事を幸せだと実感しています。

是非、私の三年目のバッハ・シャコンヌを聴いてみてください!

日本でコンサートにご来場くださった方々には心から聴いてもらいたいと思ってます。ちょっとした成長を感じていただければ嬉しいなぁ〜。

今(5月末)は6月に行うNYパワーステーションでのレコーディングの為に必死にチックコリア作品7曲を猛練習してるところですが...リズム&ハーモニーを除けば音楽的にはバッハより容易く、悩みは技術面のみで楽しく練習できます。

考えてみるとバッハは三百年以上も語り継がれて演奏されてきた音楽....マリンバなんてまだ楽器が出来上がってからそこ100年も満たない。

そう考えればマリンバで演奏するバッハが音楽的に難しいのは当たり前...

チックの曲はそこ10〜20年ほど。実際に作曲家本人を知ってるし、曲も書き下ろしてもらってる…

それぞれの音楽に向かう時に演奏者も又その背景や深さを感じることはとても必要なこと…バッハの闇は深いけれど、まだまだ頑張ります!

感謝をこめて。Love,MIKA






来日ツアー無事完走!(3ヶ月間の奇跡)  

コロナ渦の中に決行した来日ツアー7公演&1レコーディングが無事終了!

1月31日博多公演から始まり2月27日東京王子ホールまで......



全て予定通り開催されて私達も無事完走!何事もなく終了。



主催して下さった各会場の皆様、スタッフの皆様、ご来場頂きましたお客様、

ご支援頂きました方々....本当に有難うございました。



マリンバ運搬をして下さったロジテム九州の末永悠二さん、富山ウインズ・ラボの谷口さん、

ドラマーの中筋大喜君と矢野伸二さんにも心から感謝申し上げます。



とにかくコロナに感染しないように、なるべくホテルから出ずに食事をして、新幹線もグリーン車に乗り、移動もタクシーにしてコストはかかりましたが、最善を尽くしました。

宿泊においても、この3ヶ月間先ずは練習出来る処を前提に....

東京月島マンション、湯布院(末永)別荘、ハイアットリージェンシー、名古屋東急、阿久根スパ、熊本キャッスル、京都Airbub古民家、帝国ホテル、シェラトン都ホテルと色んなタイプの宿に滞在して楽しかった!

お世話になりました皆様方本当に有難うございました。

実は名古屋公演終わった後に左足を捻挫してしまい、湿布を貼りながら痛いの我慢で乗り切りました。


今回は思いがけなく沢山のメディアにも載りました!感謝。

*日経新聞



*朝日新聞




*西日本新聞



*タワーレコード誌

*音楽の友誌

*京都新聞


*朝日新聞京都総局



*人吉新聞



そして最後には全国放送フジテレビ”とくダネ”にも生出演!

フルビデオ!ご覧ください!




裏の様子!






名古屋公演の翌日朝4時にチックのアシスタントからの悲報が.....
2月9日敬愛するチック・コリアさんが亡くなられました。

2日間ぐらいチック思い出しては涙溢れて....突然すぎて悲しすぎました。

しかし2年前にチックに書き下ろしてもらったマリンバソロ曲”バースデーソングフォーミカ”を各地で演奏している内、徐々にパワーが!
チックは私に音楽を残してくれたんだ!と魂が宿った感が出てきました。

熊本日日新聞から追悼記事の依頼もあり書きました。


2月27日銀座王子ホールでの最後のプログラム曲はチックコリア曲にしました。
その時のライブ演奏のビデオです!



神野秀雄さんがJazzTokyoにも追悼文を掲載して下さいました。感謝。

https://jazztokyo.org/issue-number/no-275/post-63372/?fbclid=IwAR23kzs5-dm8n5GJZLYPTx405NXjJnehny3EHF6vgffUR3EB2tJ7z452_GI



このコロナ渦での3ヶ月間の来日ツアーにおいては、
各地で多くの方々に支えられました。
特に福岡の末永浩毅さんと天草の松本英子さんには
凄く助けられました。心から心から感謝申し上げます。

このツアーの事は生涯忘れないと思います。

本当に有難うございました。

今はボストン自宅にいて、時差ぼけと共に
のんびりと過ごしています。

次の演奏依頼は4月末に香港!

Love,MIKA


(各地での思い出)


1月31日博多ギール






2月6日音響ハウスレコーディング
(ジョアン・ジルベルト日🇧🇷プロジェクト宮田茂樹プロデュース)



2月8日ムジカーザ”武満メモリアルコンサート”配信
(武満真樹プロデュース)







2月11日名古屋宗次ホール

         素晴らしいプロデューサー西野さんファミリーと!





2月13日鹿児島”風テラス阿久根”(コロナ感染者 0 の阿久根市)



                市長さんもご来場!







2月14日人吉復興支援 ミニコンサート











2月23日京都 バロックザール










2月27日銀座王子ホール
(ミカ・ストルツマン マリンバリサイタル)

ロバートキャンベルさん、”とくダネ”の小倉智昭さんはじめ著名人が沢山ご来場して下さいましたよ!



帝国ホテルに初宿泊。5階音楽室にマリンバ入れて練習ができました。
ご紹介下さった家城由紀恵先生に感謝。


他にも色んな再会や出会いが沢山ありました!
今回のツアーではいつもに増して人の有り難みが心に沁みました。

有難うございました!

湯布院と博多公演に向けて。 

 私達は、東京でコロナ感染者が爆発して、政府から緊急発令が出された翌日1月8日から

熊本へ移動してキャッスルホテルで数日間過ごし、今は湯布院にいて......



10年以上もの親友で大支援者でもある福岡在住末永浩毅さん所有の別荘で過ごしています。

惜しみなくアーティストを御支援くださる末永さんには言葉にならないほど、


感謝して止みません。今回の来日においての大救世主です!
ヒロキ様本当にいつも有難うございます!
You are the best!!! 


此処にはもちろんマリンバも持ち込めて、思う存分練習とリハーサルが出来ています。



しかも天然温泉大きな岩風呂が付いていて入り放題なんですよ!



何と贅沢な毎日でしょう。こういう生活を3週間も出来るなんて信じられません。


金鱗湖が徒歩圏で、お散歩に行けますし、昔来たことがある

懐かしい亀の井別荘内カフェ天井桟敷もあの、素敵なままでした。

此処にいたらコロナ渦中にいる事を忘れてしまうほど時間が止まった感じでいます。



さあ!あと1週間後から演奏ツアーが始まります。

博多からスタートなんですが、まだコロナ感染者数も収まってないし、

福岡も緊急発令出ててキャパ40%の客入り。

ホールは緊張感いっぱいだろうなぁ〜

少しでも音楽で、そういう心配を一瞬でも忘れさせるようなコンサートにしたいです。


残念ながらスペシャルゲストのシンガー石川セリさんはドクターストップで

出演叶わず。。大好きなセリさんにお会いできず残念でした。コロナ恨む!


今日も博多での全プログラムを二人で通して曲順がこれで良いのか

確かめました。

演奏家にとって1曲ずつの個人練習とリハーサルは普通にしてますが、

コンサートのプログラムを順番に全曲通すのはかなりの訓練になります。

本番と思って集中するように、

必ず録画録音もして後で聴き返すと、とても勉強になります。



これだけでも2時間弱になりますので、終わった後はヘトヘトですが、

あと1週間のラストスパートには、もってこいですね。頑張ります!


一応、湯布院で行きたかったスポット、亀の井別荘、”アルテジオ”ミュージックギャラリー&カフェ(ムラタ)にも行けたし、


博多公演の主催者の催よしえさんも打ち合わせで湯布院へ来て下さりコミュニケートも

できたし......


知らなかった素晴らしいイタリアンレストランCoji Cojiも発掘できたし、






あとは、とにかく音楽に集中すべし!



(博多公演のプログラム予定)順番は変更あるかも?

1、アイリッシュ スピリッツ ビルダグラス作曲

2、シンフォニア第11番ト短調 J.Sバッハ作曲   *日本初演

3、シャコンヌ〜無伴奏パルティータ第2番ニ短調BWV1004より  
J.Sバッハ作曲 Mika編曲    *日本初演

4、エアー   武満徹作曲

5、オーバーザレインボー〜キースジャレット1984東京ライブによる
 ハロルド’アーレン作曲 布施威編曲    *日本初演

6、ANIMA2020〜ザ・ワクシング・ライト  ジョンゾーン作曲 *日本初演 

7、シネマパラダイス  モリコーネ作曲 布施威編曲   *日本初演

休憩

1、インテルメッツォ イ長調Op118-2   ブラームス作曲 布施威編曲  *日本初演

2、無伴奏チェロ組曲第3番  J.Sバッハ作曲    Mika編曲  *日本初演

3、クロマテックファンタジー J.Sバッハ作曲 リチャード編曲

4、バースデーソングフォーミカ(2019)   チックコリア作曲  *日本初演

5、ミッシェル    ビートルズ作曲  挟間美帆編曲   *日本初演



下記写真は、12月東京で1年ぶりにヘアーカットに行き、その恵比寿Maluサロンのチーフスタイリスト田中キヨシさんがとっても素晴らしく、又奥様がメークアップアーティストで今回度重なる取材撮影などで何度もお世話になったのですが、年末スタジオのカメラマンが撮影して下さり新年のプレゼントで戴いたリタッチ無しの現在の私。



今回このコロナ渦中で来日して、本当に沢山の方々に助けて頂き心から感謝しています。
この感謝の気持ちは音楽でしか表現できないので、とにかく良いコンサートになるように
全力で向かいます。
どうぞ宜しくお願い致します!

感謝を込めて。
Love,MIKA




 
















2021に期待! 


 

2020年振り返って想う事。

(ポジティヴ サイド)

*練習が思う存分できて新しいレパートリーが沢山増えた。

*料理が上手くなった。

(ネガティヴ サイド)

*予定してた新譜の為のレコーディングが出来なかった。

*コンサート(仕事)キャンセルで収入が全くなかった。

(そんなに悪くはなかったこと)

*ライブストリーミングで2回依頼演奏本番あった。

*家族や友人達に会えず、ZoomやSNS(ネット)でのコミュニケートが主だった。

*歳を一気にとった感あり。

*良く食べて飲んでたので太った。


昨年はコロナ渦の為、3月からずっと自宅に籠城してたので、12月頭に来日して自主隔離2週間後、解禁明けからのこの数日間は、やけに”賑やか”に感じられました。2度BNTでの挟間美帆さん、王子ホールでの鈴木大介さんのライブを聴き興奮してインスパイア受け、3度だけレストランで食事をしただけですが、これが唯一2020年の社交行事だったようです。

2020最後の晩餐は、敬愛するロバート・キャンベルさんとミシェランお蕎麦『矢もり』でした。最後を飾るに相応わしい素晴らしい会話とお食事でした。ロバートさんに感謝。




それにしても2020は本当にストレンジな一年でしたね!

もう振り返らず....前を見て新しい年へ向かいましょう!


明けましておめでとうございます!


今回私は12年ぶりに、夫リチャードにとっては初めての日本でのお正月を迎えます。

何か心に残るような素敵な事をリチャードへ....

と思いながらも、このコロナ渦なのでやっぱり籠城して大人しく食べて練習するだけか?!

と思いきや...

浅草に注文してたお蕎麦を取り行くついでに、娘も一緒に3人で大晦日午後、

早めの初詣にトライ!




浅草寺の神様にお願いしたことは、

『来月からの来日ツアーが上手く行きますように。2人ともコロナに感染せず

2月27日東京リサイタルまで無事完走しますように!』


そして御神籤(おみくじ)も引いたら、何と!大吉!!!!!


縁起が良いぞ!

(でも、おみくじに、大吉が出たからといって油断したり、また高慢な態度を取れば、凶に転じる事もあります。と書いてある....肝に銘じます。)


又大晦日にはブラジルの名アレンジャーMario Adnet氏から2月6日宮田茂樹プロデュースでレコーディングする譜面も到着!なかなか素敵になりそうな予感!


そういえば.....

大晦日に届いた譜面といえば、忘れもしない2011年12月31日、チックコリア氏から届いた

マリンバ、クラリネット、ドラム、ベースによる新作『マリカグルーヴ』!

NYCからボストン行きのバスの中でデモ音源を聴きながら

長年の夢が叶い感動して涙したことを、フッと思い出しました。

あれから10年.....1昨年はチックからマリンバソロ『バースデーソング フォーミカ』を捧げてもらいチックの誕生日にカーネギーホールで世界初演したのです。

日本初演は来月末からのツアーで披露します。


さあ!今年2021年は日本・東京からのスタートです!



月末は、博多公演からスタートする2年ぶりの来日ツアー。


『必ず良い年にします!』


強く祈願しながら、このブログを綴る私でした。


と言いながらも、人は一人では生きられません。

皆様どうぞ今年も宜しくお願い致します!

これを読んで下さる皆様方みんなに幸あれ!!!

いつも本当に有難うございます。

ありったけの感謝を込めて。

Love ,MIKA

            浅草の人形焼き初めて食べました!






























Complete! Stoltzman Japan tour schedule 2021(詳細!来日ツアースケジュール2021) 

(Complete) Mika & Richard Stoltzman Japan Tour schedule 2021

 ミカ&リチャード 来日ツアースケジュール2021



2021


リチャード&ミカ・ストルツマン デュオ・リサイタル

131(日)14:30開演 福岡女学院ギール記念堂

(問)SAI PROMOTION 090-3194-2717


2月1日ー5日 京都滞在


2月6日 レコーディング at 音響ハウス(宮田茂樹プロデュース)”ジョアン・ジルベルト生誕90周年記念ブラジル日本共同企画CD盤”


 

28(月)19:00開演 ムジカーザ  60-90 分の休憩無し

TORU his love & frends

没後 25 年になる 2021  2 月、盟友リチャード・ストルツマンが語る人間 武満徹

主催:KAJIMOTO

チケット取り扱い・問い合わせ:カジモト・イープラス 050-3185-6728(10:00-18:00) www.kajimotoeplus.com e+(イープラス) http://eplus.jp/

コンサートチケット(全席自由)\5,000

配信チケット \1,500 *イープラスのみの取り扱い

配信プラットフォーム Streaming+

チケット発売:1  17 ()

出演者:リチャード・ストルツマン (クラリネット)、ミカ・ストルツマン (マリンバ)、鈴木大介(ギター)、岩佐 和弘(フルート) 、北村朋幹(ピアノ)

プログラム:当日発表

【公演概要】

武満徹が亡くなって 25 年が経つ 2021  2 月、武満が愛し、そして武満を愛するリチャード・ストルツマ ンや鈴木大介ら音楽家たちが集い、音楽を奏で、語らいます。その他不明点ございましたら、下記担当まで問い合わせいただければ幸いです。 KAJIMOTO 武満真樹 maki.takemitsu@kajimotomusic.com

加藤佳奈子 Kanako.kato@kajimotomusic.com

 



リチャード&ミカ・ストルツマン with 細川千尋(ピアノ)

211(木・祝)15:00開演 名古屋 宗次ホール

(問)宗次ホール 052-265-1715







 

リチャード&ミカ・ストルツマン デュオ・リサイタル

213(土)14:00開演 鹿児島・阿久根市民交流センター(風テラスあくね)

(問)阿久根市教育委員会 生涯学習課 0996-72-1051







2月14日ー15日熊本滞在予定


2月16日ー23日京都滞在。

 

リチャード&ミカ・ストルツマン デュオ・リサイタル〜バッハから現代まで。

223(火・祝)14:00開演 京都・青山音楽記念館 バロックザール

()同ホール 075-393-0011

全席自由五千円 *当日券は五百円増し。


(プレイガイド)青山音楽記念館、チケットぴあ(Pコード191−961)

ローソンチケット(Lコード55044)


(主催・お問い合わせ)Comodo arts project 096-288-4635

info@comodo-arts.com

 




 

ミカ・ストルツマン マリンバ・リサイタル(スペシャル・ゲスト:リチャード・ストルツマン)

227(土)18:00開演 王子ホール

(問)アスペン 03-5467-0081 



以上、何卒よろしくお願い申し上げます。


皆様のご来場を心からお待ちしています!


感謝を込めて。

Love ,MIKA

明日へ向かって!(来日ツアースケジュール) 


 11月13日は今年入って2回目の本番でした。

ボストンの由緒あるオールドサウス教会内ゴードンチャペルからの

本格的なライブストリーミング!



プログラムは、バッハ4曲(シンフォニア、シャコンヌ、クロマテックファンタジー、無伴奏チェロ組曲第3番)ユーリワイナー作曲新作、ブラームス・インタルメッツォ、ラベル、ビートルズ、モリコーネと9曲演奏しました。

下記YouTubeリンクからはプログラムの中からラベル”亡き王女の為のパヴァーヌ”、ビートルズ”ミッシェル”(挟間美帆編曲世界初演)、モリコーネ”シネマパラダイス”(布施威編曲)が聴けますよ!

(このYouTubeサウンドはマリンバの低音がカットされてるのか?マリンバが聴こえにくいのですが。。実際はもっと鳴ってます!)

是非聴いてみてください!


無観客でしたが、若干スタッフや主催者関係者がいて拍手をもらい、久しぶりにコンサート感覚が味あえました。こうやって演奏できた事に感謝して止みません。


さて.......

実は今日、ずっと心配してた来日ツアーの為の夫リチャードの在留認定許可VISAが降りて安堵しました。名古屋の親愛なる宗次ホール西野さんと廣田さんに大感謝です。

有難うございました。

さあ!来週から無事ボストンから日本へ行けます!YAHOO!!!

もちろん空港や飛行機内などコロナ感染へのリスクあるので気は抜けず、十分に気をつけて行動しないと行けませんし、今回は初めて自分のマリンバを10個のハードケースに入れてJAL飛行機に乗せてもらうので、ボストン出発時も成田空港到着時も、とても大変だと想像しながら覚悟して立ち向かいます。頑張るぞ〜笑!

日本に到着した後は2週間の隔離もあるし、日本もコロナ感染者が増えてるので、

当分は都内で娘が借りてるマンションに滞在して、1月に入ったら親友Hirokiさんが湯布院別荘を貸して下さるので、温泉に毎日入りながら練習やリハに励むつもりです。(素敵!)

とにかく夫リチャードが高齢者なので、元気だと言っても気をつけないと行けませんね!

来日ツアー日程は、

1月31日(日)博多・ギール記念講堂(福岡女学院内)

*大好きなシンガー石川セリさんがスペシャルゲスト!



2月1日〜2月7日 京都でマリンバ持ち込めるAirbubを借りて滞在予定。


2月11日(祝)名古屋・宗次ホール 

*ゲストはジャズピアニスト細川千尋さん!


2月13日(土)鹿児島・阿久根 風テラス


2月23日(祝)京都バロックザール


2月27日(土)東京・銀座王子ホール




今までコロナ渦で私達が渡航できるかどうか?半信半疑だったので、

これまでどの公演もPRできていなかったと思います。

本当に世界中の全ての人が大変な時期です....

そんな中、ほんの少しでも心を豊かにしてくれるのが音楽だと信じます。

この来日ツアー中に皆様とコンサートでお会いできます事を心から祈ってます。



私達は音楽(演奏)することが人生ですのでコンサートがある限り、

命懸けでも来日しますが、コンサートにご来場くださるお客様も

命懸けでご来場下さると思いますので、私達はその皆様の想いに音楽で応えることができるよ

うに毎日を精一杯励みます。

2月には今の状況から少しでも緩和してることを祈りながら、

先ずは早めに来日して私達からのコロナ感染の不安もなく

皆様が安心してご来場できますようにと願っています。


皆様どうぞ宜しくお願い致します!


リチャードにとっては初めて日本で迎える年末年始。

素敵なお正月となりますように。

感謝を込めて。

Love ,MIKA



今年初!ロックポートでのバーチャルコンサート配信!Concert View presents Richard & Mika Stoltzman (clarinet & marimba) 



上のYoutubeから先日のロックポートコンサートのアーカイブが配信されています!

10月2日夜7時3つのプラットホームより同時配信されて3000人以上の方々に聴いてもらえたようです!

有難うございました。

皆様どうぞご覧下さい!プログラムは下記。

次のバーチャル&少数観客コンサートは、
11月13日19時ボストン市内の素晴らしいアコースティックであるオールドサウスGordon教会からの配信です!ライブストリーミングで25名までの観客OKだそうです。WOW!

お楽しみに!

感謝を込めて。
Love,MIKA

上の動画のプログラムです!
PROGRAM Bach (arr. Richard Stoltzman): Chromatic Fantasy for solo clarinet
Bach (arr. Mika Stoltzman) : Partita in D minor, BWV 1004: Chaconne
John Zorn: Anima - the waxing light (World premiere: May 17, 2020)
Ennio Morricone (arr. Takeshi Fuse): Cinema Paradiso
Brahms (arr. Takeshi Fuse): Intermezzo, Op. 118, No. 2 Rockport Music-Shalin Liu Performance Center https://rockportmusic.org/

バッハ/シャコンヌ2年目の演奏。 


 
バッハはいつも初心に帰らされる。迷ったら楽譜に再度食いつく。
バッハの音楽は謙虚じゃないと上手く弾けない…エゴが出て来たら変な方に向かってしまう事に気がつく…
それは誰の為にでもない音楽だから。

この曲は2017年12月から取りかかり、2018年2月末にソロマリンバ用に編曲を完成させ、
レコーディングもして6月CDに収録リリース。(沢山のメディアから高評価を頂きました。)

その後、パブリックのコンサートで最初に演奏したのが2019年1月メキシコ・サンミゲル。(演奏は大失敗。)
その後はボストンのファースト教会(まあまあ)、一つのゴールだったのが、
6月12日カーネギーWeilホールでのリサイタル。
(この曲の演奏後に何とスタンディングオベーション頂き驚きました。)

それから、デンバー、イタリア等で演奏を重ねてきました。

今年に入り、ずっと自宅で籠城してたので、
もう一度、この作品に向き合い
解釈を練り直してみました。

そして2年間の成果がこの演奏です。

今からまだまだこのバッハ・シャコンヌとの旅は続きますが、
現在の時点では一番良い演奏ができた瞬間でした。

是非聴いてみてください!

感謝を込めて。
Love,MIKA






バッハ無伴奏チェロ組曲第3番ソロマリンバ初自前録音 


先日ロックポートでのコンサートのリハ&本番前にこそっと 録音撮影したバッハ・チェロ組曲第3番。

私の演奏の方は、まだまだ深求足りないし、ミスタッチもあるのですが、
先ずはゴールを2月東京リサイタルに定めて、もっと研鑽していきます。 とりあえず、今回はこの籠城期間の一つの成果として音響の良いホールで演奏録音してみたかったのです!笑!
実際2回しかとうせなかったのですが、
この演奏が今のこの曲の実力なので、
録音したお陰で新たな発見沢山あり良かったと思えます。 ところで、又しても素晴らしい編曲家の布施さんが驚くべきビデオ編集をして下さいました。
又々、大尊敬した布施威さんです。
そして、映像には、可愛いい11歳のエミリアちゃんが参加してます。
今回私がこの曲を演奏するにあたって、色々な想像、スピリッツ、イマジネーションがあるのですが、その一つで、子供のバロックダンスみたいな私の頭の中の夢の世界をエミリアちゃんが描いてくれました。

彼女はボストン在住の素晴らしいピアニスト長島麻子さんの生徒さんで、先日はロックポートまで一緒に行って撮影協力をして下さり心から感謝申し上げます。本当に有難うございました。

演奏時にバルコニーとステージ上からビデオ撮影に協力して下さいました真木英俊さんと遠藤のりこさんにも感謝。有難うございました。


このチェロ組曲が来年の2月27日東京リサイタルでどういう風に進化してるか?
自分でもとても楽しみ!

2017年浜離宮朝日ホールで開催以来の12年ぶりの東京でのリサイタルで、
2000年に東京デビューリサイタルをした同じ銀座王子ホールでの開催となりました。

皆さん是非ご来場ください!

とにかく早く日本へ行きたいです!

感謝を込めて。
Love,MIKA



今年最初のステージ終了&来日ツアー情報! 

ようやく!!!!
9月17日ロックポートMUSICのVirtual Concert Seriesで
今年入って
初ステージ演奏が叶いました!



無観客でしたが、素晴らしい音響のコンサートホールでの演奏は

心踊りました!

カメラ3台、マイク4本と本格的なプロジェクトでの本番だったので

かなりワクワクドキドキしましたが、無事終わり安堵。




ヘアーメークアップArtist 北川聖子さんにもおいで頂き、

久しぶりにちゃんとしたヘアーメークアップもしました。

それから久しぶりの楽器運搬やお手伝いにボストン在住の3人の友人達が助けてくれて本当に

感謝感激でした。いつも本当に有難うございます!




このチャンスを逃すまいと、コンサートプログラムには入れてなかったけれど、

ずっと練習しててvideo録音したかったバッハ・無伴奏チェロ組曲第3番を

楽器組み立ててセットアップしたら直ぐに演奏して録音してみました。

リチャードの到着前にこそっと決行!

自前のZOOMレコーダーとアイフォンカメラ2台で撮影しました。

2回しか通さなかったので、使えるのか?わかりませんが

現在の私が演奏してる、この曲の成果を収めたのは良かったと思います。

客観的に聴いてみて、もちろんミスタッチもあるし、フレージングもまだまだ...

まだまだ理想には遠い.....

でもシャコンヌの時のように....

2月東京リサイタル本番までにどう進化させていくか?

自分でも楽しみなんです!!! 



3時くらいからリチャードとのリハーサル開始して5時から本番。

プログラムは45分。

先ずはお互いのバッハ/ソロから録画録音開始。


*クロマテックファンタジー(クラリネットソロ)



*シャコンヌ(マリンバソロ)


*ブラームス(布施)/インターメッツォ (デュオ)

*ジョンゾーン/ANIMA2020 世界初演(デュオ)

*モリコーネ(布施)/シネマパラダイス(デュオ)




10月2日がブロードキャスト予定!

皆さん観てくださいね〜!

Rockport MusicのWeb.サイトやYoutubeチャンネル、FBその他にインフォメーション

載ってますし、もちろん私のSNSでリンク貼ります。



ところで、実は2月来日ツアーの準備を始めています。

リチャードのVISAが取れるかどうか?が心配でしたが、

何と先日、やっと日本政府が来月より外国からの入国は3ヶ月以上の滞在に限り

認めるということになったので、私達は12月頭から日本へ行けるよう

に事を進めています。

(6月延長した航空券が3月頭までしか有効じゃないので12月頭に行かないとアウトなんですよ。)

それに、コンサートにいらっしゃるお客様も、USから来る私達が

出来るだけ早く日本へ入ってた方が、安心してご来場頂けると思いますし、

私達も安心。もちろん日本到着後の2週間隔離は覚悟してます。

ということで来日ツアー叶いそうなんですよ!嬉しい!

私の2007年朝日浜離宮ホール以来12年ぶりの東京リサイタル

ツアー最終日2月27日土曜日!

場所は2000年9月1日東京デビューリサイタルを開催した銀座・王子ホール。

考えてみたらあれから20年......

プログラムも6月時とは違い、この隔離期間で練習に励んだ

万全で望めるレパートリーだけに絞りました。

下記チラシご確認ください!


その他のツアー日程は、

1月31日福岡(博多)ギール記念講堂(福岡女学院内)

2月11日名古屋・宗次ホール

2月14日鹿児島・阿久根風テラスホール

2月23日京都バロックザール

2月27日東京銀座王子ホール

という感じで準備を進めてます!

もし12月頭から行けたら、かなり時間がありますので、
小さなコンサートでもレッスンでもインタビューでも?!
スケジュール空いてたら喜んでやりますので
お声かけ下さい!

あぁ〜何だか今年はずっと自宅で籠城してたので、
こういう先のコンサートスケジュール考えただけでも嬉しくなって来ました!

早く日本の皆様と会いたいです!

See you soon!!!!

どうぞ宜しくお願い致します。

感謝を込めて。
Love,MIKA



 


9月に入り微かな光が?! 


とうとう籠城も9月に入ってしまいました!

何だか途端に”気持ち”が忙しくなって来て不思議な気分....

というのも、何と9月17日に7ヶ月ぶりに本番があるんです! 

マサチューセッツ州ロックポートにあるパフォーマンスセンター内ホールに行き、ステージで演奏出来るのですよ!

素直に嬉しい!無観客ですが、ホール主催によるカメラ3台とマイクでの収録でオンライン配信コンサートシリーズです。この私達のブロードキャストは10月2日が予定されてます。本来のコンサートよりかなり少ないFeeですが、とても有り難く幸せな事だと感じてます。


やっと家をでて音響が良いホールで演奏できると思うと...本当にワクワクします!

プログラムは45分。

1、間奏曲(デュオ) ブラームス作曲 Takeshi Fuse編曲

2、クロマティックファンタジー(クラリネットソロ)バッハ作曲

3、シャコンヌ (マリンバソロ)バッハ作曲

4、ANIMA (デュオ)世界初演 ジョン・ゾーン作曲

ゾーン氏からコロナ渦の中で来た大感謝の新作。

5、シネマパラダイス(デュオ) モリコーネ作曲 Takeshi Fuse編曲

ずっとこの半年間、家で練習ばかりして来たせいか?何も慌てずに本番が迎えられます。

何故か精神も安定してるんですよねぇ〜驚きです!


さて、実は、2〜3日前に飛び起きるようなGREATニュースが来ました!

何とあのグラミー賞24回受賞、今世紀を代表するギターリスト、パット・メセニーさんからメールが来たんです!

*パットさんとの出会い

(3年前だったか?NYブーレーの小山薫堂氏開催パーティーで偶然パットさんご夫妻も参加されていて、ミュージシャンは私達だけだったので意気投合して、ライヒ作品の共通点も有り、その時に直ぐパットさんが私に僕はマリンバ好きだし、リチャードの事も昔からファンだったので是非クラリネットとマリンバのデュオ作品を書きたいと言ってくれたのです。その後メールを交わしたり、パット さんのライブ会場に行き楽屋で彼の新作のアイディアなどを聞いてはいたのですが、何せ世紀の大スター、パットメセニーさんなので、超忙しい毎日と知ってますので催促もせずに待っていました。そしてこのコロナ渦....もしかすると?このパンデミックで音楽家は皆ツアーに出れませんので、この機会に作曲に打ち込んでくれるかも?と期待はしていたものの、まさか本当に連絡来るとは?!実は先日パットさんの8月12日お誕生日にメールをして、新作待ってますよ!と軽く挨拶はしてたのです....)


とうとう夢がかなうかな?というぐらい興奮する本人からのメール!

『今アイディア満載なので1ヶ月か2ヶ月ぐらいで貴女達の為に新作を書き下ろすことができるよ』という知らせ!

又同時に『この委嘱作品に関してのスポンサーはいる?他に作曲した幾つかの曲のように、こういう作業を始めるのは僕にとって時間がかかることなんだ、恐らく1、2ヶ月とか?そして一度取り掛かると他のと同じように結構長い曲になると思う。』とも....

委嘱料!慌てました!笑!

『新作が届くことはとってもとっても嬉しく興奮するけれど、今のところスポンサーはいません』と返事してみた....

すると自分の過去の委嘱作品の例を教えてくれ、3年前Lagg(ロサンゼルスギターカルテット)の為に書き下ろした時の委嘱料の金額が書かれていて。。。

『ギターの為に書くより、今まで経験したことが無いマリンバとクラリネットの為に作曲することの方が難航すると思う..つまり作曲に時間がかかったことを知ってると、.......kかかったLaggよりも安い金額で出来るとは思えない。一番良いのはスポンサーが見つかるまで待つことだと思うよ?一度書き始めて完成させるまでに、その曲が5分だろうが、30分だろうが関係なく、僕にとって作曲をするということは、そう簡単なことでは無くて、自分が書いたものが良いと思えるくらいになる為には時間がかかる。僕はやっぱりインプロバイザーだからね。作曲には曲の長さに関係なく時間がかかって、他のことが何も手に付かなくなるくらいなんだ。だから実は僕は、あまり自分以外の為に何かをすることは気が進まない。自分が『大丈夫』と思えるものに辿り着く為に、90%くらい自分が書いたものは捨ててしまうしね。』

ということはLAギターカルテットと同じ金額を想定しないといけないということなので、その金額は到底私達の力だけでは及ばないので、この3日間はずっとどうしようか?と悩んでいました。

諦めるべきか?

クラウドファンディング?

有志の皆様に個人的にスポンサーを頼んでみる?

再来年まで待ってコンサートホールとの共同委嘱にするか?でもパットさんがツアーに出ずに家にいる、今がチャンスだ!もしも待ったらもうこういうチャンスは無いかもしれない....

まだ答えは出てませんが、諦めたくはない!という自分の気持ちは良くわかります。笑!

この数日間、頭の中はこのことばかり。

”もしもこれをお読みの皆様の中で、このパットメセニー氏が書き下ろす素晴らしい新作の為のスポンサーになっても良いよ!というような粋な方はいらっしゃいませんか?!

このパットメセニー氏の作品は必ず歴史に残ります!断言!

どうぞ御支援を宜しくお願い致します!”


そんな中、今日は一つポジティヴな素敵な知らせも!

これはお金が無くても叶います。笑!

チックコリアさんからメール来て、近いうち動けるようになったら、私達が彼のFLのスタジオに行き、一緒に何かクリエティブなレコーディングをしようと!以前から私達夫婦同志カルテットで一枚アルバム作ろうという話をしてるのが今年中に叶いそうです!



今年はコロナ渦のお陰でコンサート(仕事)が出来ないミュージシャン達が、初めて沢山の時間が取れるという珍しい一年となりました。喜んで良いのか悲しんだ方が良いのか..わかりませんが、何事もポジティブに考えて、今出来ることを精一杯頑張ると自分に言い聞かせてます。

とにかく、今月は一つだけですが、家から脱出しての本番が有りますので、感謝して先ずは上手くいくように頑張りたいです!

まだまだコロナ渦は落ち着きませんが、

明けない夜はない!

一日一日を無駄にしないように過ごしたいものです。

いつも拙い文章を読んでくださり有難うございます!

感謝を込めて。

Love,MIKA










籠城生活まだまだ続く?! 


コンサートが出来ないので、当分の目標は秋に行うレコーディング!
(下記写真は前回2018年のスタジオ録音)


今日は8月7日。
わぁ〜今年は家にいるだけで、
既に半分以上の時間が過ぎた!


夏になると籠城生活も終わるだろうと思っていたけど。。
何とまだまだ...続くみたいですね(泣

私達、職業演奏家は8ヶ月も本番コンサートが無いと本当に辛い。

もちろん毎日コツコツと出来る限りの練習はしてるけれど。。

*拍手がない!(精神的な問題)

(唯一7月頭にチックコリア・アカデミーへゲスト出演した時にオンライン上でチックから拍手をもらっただけ!笑)



*主催者からの演奏Feeがない! (経済的な問題)

ということが半年以上も続くなんて!
まだ6月ぐらいまでは、滅多にない、
自宅での(本番無い)生活を楽しんでた感有りましたが...

ここまで続くなんて?!
いよいよドツボにハマりそうな気配。

私達は日頃から地元(ボストン、MA州)でのコンサート活動は、あまりやって無いし、教えることもしてないので、こんなに外に出れない、旅が出来ない時は、ただ家で練習することしか無いのです!

(まぁ。。それでも新曲も沢山あるし、練習することも沢山あるので、
やることはあるのですが。。。)

ここまで、お客様の前で演奏する感覚、ステージ上にいる感覚が無いというのは
過去10年間でとにかく初めて!

なので…凄く辛い。
ある意味、私達にとってステージ上が家のような感じで、一番ポジティヴで居られる処でもあるから...今は、ずっとダークサイドにいる感覚!

あぁ〜ステージが恋しい!

明けない夜はない!


そう思いながらも、毎日の日々は着々と過ぎて行く....
ボォ〜とはしてられません!!!! (と言い聞かせる。)

最近の私は又バッハに立ち帰り、
シャコンヌと無伴奏チェロ組曲第3番を
もう一度アナリーゼしています。
やってもやっても限りなく深いこの素晴らしい
作品群の紐解くことが、今は一番充実してること。

9月に予定されてるヨーロッパツアーもどうやら行け無さそうか?!
まだ何も連絡来てませんが....
EUの主催者達もどうして良いのか?
決断できないのでしょうね〜

もしかすると今年のコンサート活動は全滅?!

(真っ暗。。)

2月来日ツアーは?!
普通に開催でき日本に行ける事と信じてます!(根拠はありません。泣)



最近は、毎日料理したり、ガーデニングしたり、お菓子作ったり。。
FB観たり、オンラインでの配信演奏とかにも、
めっきり飽きてきました!笑

やっぱりお客様の前でコンサートしたい!
友人達と外でご飯食べたい!
いつものように、あちこち旅したい!

早くコロナ騒動終わってくれ〜!

皆さんもそう思ってますよね?!

Hope see you soon!!!!

Love,MIKA


今年2020に入りCovid19自宅お篭りで得たもの? 


今年は1月6日にCAを出て、
単身による最後の歯科治療で日本(熊本)へ行きました。
坂口歯科医院に大変お世話になり2週間を楽しく過ごすことが出来て...
今となっては本当に行っておいて良かったです。大感謝。


1月22日にボストンへ帰宅。
3月中旬までは6月東京リサイタルに向けて猛練習をしていました。
が?! ... Covid-19がパンデミックとなり..
私はその時...6月にUSから来日してツアーするのは無理かも?
と直感的に感じ....
少々タイミング的には早いかな?と思いながらも2月に延期することを決めました。
(今となってはこの時の判断は正しかったと胸を撫で下ろしています。)

4月からはちょっとリラックスして、新作の練習やホームセッション配信、毎日の料理、ガーニングなどしながらゆっくりと過ごしました。

それから既に、今は早くも6月中旬、自宅お篭りも3ヶ月目に突入。
これまで(私がリチャードと生活してから十年間)
演奏ツアーで1ヶ月以上も自宅にいることなんてなかったのでなんだか不思議な気分です...

でも、こういう機会も良いね。大切だね!
と夫と二人でゆったりと楽しく過ごせることに日々感謝することにしました。


私達演奏家は...
通常、目の前にあるコンサートの演奏プログラムの練習に追われているので、
こうやって沢山のやりたかった新曲をじっくりさらえるチャンスがなかなかありません。又新しいレパートリーをじっくりと増やすということも難しいので、
このパンデミックのお陰で叶えることが出来ました。
このお篭り中の一つの成果とも言えましょう。

それも先ず、最近巡り会った東京在住アレンジャー&アーティスト布施威氏の素晴らしい才能とお人柄のお陰!
沢山の素敵なマリンバとクラリネット作品が私達との共同作業において出来上がったことに感謝して止みません。何とざっと数えて8曲もありました!
布施さんに自然と頭が下がります。

それに増して、思いがけなくNYアイコンと言われる作曲家ジョンゾーン氏から新作がプレゼントされたり.....


東京リサイタルの為に委嘱してた、今や世界的に注目を集めるNY在住若きアーティスト狭間美帆さんやジョエルロス氏からの新しい作品も届きました!


最近はチックコリア氏からも、新たにマリンバ、クラリネット、ピアノとボイス(声)の私達夫婦とチック夫妻によるカルテットの為の新曲を書きたいと知らせがあったり、
兼ねてから約束しているパットメセニー氏からのデュオ新作もこのチャンスで来るのでは?と密かに期待しています。

又リチャードが得意とし愛するブラームス/間奏曲にも挑戦しました!
マリンバとクラリネットのデュオです。
これはYouTubeにも投稿してます。是非聴いてみて下さい。
https://youtu.be/NRU8JOj6U6k


自宅からネット配信したり、多くのミュージシャンが配信しているのを聴いたり観たりしてインターネットを介しての演奏ということについても、とても考えさせられています。

そんな中...昨日練習していてふと改めて気づくことがありました...

演奏家は、いつも”誰かの為に..何かの為に..演奏しているんだと..”ということ。


例えば先週は、キースジャレット氏が即興で演奏したオーバーザレインボーを
ソロマリンバで録画録音しました。



通常、楽譜の音も取れて弾けるようになったら、その次は自分の解釈、想いを込めることが必要になります。
その時に..

この曲を何の為に弾くのか?

ということがとても大切な部分となるのです。

私にとってこのキースさんの音楽を演奏するということは、
彼と奧様アキコさんへのトリビュート。
特にアキコさんが幾度となく、ご自身の病気など辛いことを乗り越えていらした
ことへの尊敬の念があり、そういうことを想いながらこの曲に向かいました。

実は5月頭のキース&アキコさんの誕生日に誰かがSNSに投稿していたキースさんの
1984東京コンサート”オーバーザレインボー”YouTubeを聴いて、
直感的にこれマリンバでそのまま弾けるかも?弾いてみたい!
と思い、早速布施さんにマリンバ用に採譜を依頼したのです。

予想通り、楽譜になった音を一つずつさらってる時から、キースさんのフィールズが
感じられてとてもミラクルでした。

しかしながら録音録画する時には、マリンバでルバートを表現することに難を見出して、
通常の時より遥かに困難でした。
マリンバという楽器は早く弾くことは容易いのですが、テンポ遅くスペースあるルバートを演奏するのは(技術的には簡単ですが)、音楽的には凄く難しいのです。
なので、この曲を演奏するというのは、
とても良い経験で学びとチャレンジにもなりました。
なんせ2日間で40回超えるほどのテイクをして、リチャードからYou are manic!(マニアックの意味)と言われたのです!笑

ようやく最終録音が出来....
それを夫に聴いてもらいました。

目を瞑って聴いてたリチャードが…
なんとまあ?!
感動して泣いてくれたのです…
こんなこと初めてだったので驚きましたが...
何より嬉しかった!

ちょっと横道に外れましたが.....

演奏家は一人きりで演奏するより、
誰かが目の前にいたり... 誰かの為に..何かの為に..と想い演奏することで
数倍演奏が輝いてくると私は限りなく信じます。

演奏家にとって、目の前に聴く人がいない状態での演奏は
(一人でのネット配信のこと)エナジーや心の持ちようが違うと思うのです。
ネットで観たり聴いたりする人達は不特定多数なので、
それはそれでインフォメーションとして音楽を伝えるのには良いけれど
真の演奏家の全ての心の奥までは伝えられないツールなのだと信じます。

もちろんテクニックと音楽の基本は十分伝えられますし、全力で演奏することも可能です。
しかし、演奏家と聴きてとのコミュニケーションで生まれるその一瞬のミラクルな音や表現、楽譜をも超える目に見えない力量と心の奥深さ、その時その瞬間に生まれる音楽は....
誰かそこで聴いていてくれて演奏するのと、1人きりで演奏するのとでは、
生まれゆく音楽が遥かに違うのです。

私達はコンサート時に目の前で聴いて下さるお客様の為に演奏するのが仕事です。
聴きにおいで下さった方々への感謝の気持ち、私達の音楽へ取り組む真摯な気持ち、
高みを目指す鍛錬など、そこに向かう為の日々の生き方、
その全てが、ステージ上で音楽をとうして、全てあらわになります。
なので毎日毎日黙々とただただ練習に励むのですよね...

インターネット配信では、決してそういう心の奥深いところまでは聴け無いと思います。
それにPCに精通した人や良い録音録画設備を持ってる人は、
それを駆使して良い音や演奏を作る事が出来ます。
それはコンサートアーティストとは違う資質だと感じるのです。

しかしながら、そうは言ってもこのパンデミックでコンサートもイベントも中止になり
自宅でしか何もできない時は、SNSやYouTubeなどのオンライン配信は、
私達ミュージシャンにとっても、リスナーにとっても大いなる励みになることは
間違いありません。
もしもSNSやYouTubeなどが無かったならば、この自宅での3ヶ月間は
とても味気ないものだったにも違いありません!

昨日はそういうことをふと思ったので久しぶりにブログを書き留めてみました。

先週6月12日は敬愛するチックコリア氏の79歳お誕生日で本人へのサプライズ
ビデオメッセージを彼のアシスタントと奥さんゲールから頼まれたので2つの
動画を作成しました。一つは夫とデュオでのバッハ”シンフォニアCmin”を、

もう一つは昨年チックから書き下ろしてもらった”バースデーソングフォーミカ”
これはマリンバソロとして書き下ろしてもらっていましたが、
世界初演はスティーヴガッド氏とドラムとのデュオで演奏し、
まだソロでの演奏をちゃんと聴いてもらって無かったので、今回チックへのバースデートリビュートとして家で録画録音してYouTubeに投稿しました。

この時も結局何回かテイクしたうち最後はリチャードに聴いてもらった時のテイクが一番良かったので、それをアップロードしました。
やっぱり演奏する時にエナジーってとても重要なのです。

チック本人も直ぐ聴いてくれて過去最高の賛辞を頂きました!
こういう時はネット配信の有り難さがわかります!笑

*チックが初めて作曲したマリンバソロ作品
”バースデーソングフォーMIKA”のYoutube リンクです。
宜しければ❣️
https://youtu.be/Lfc3BrmVOik

チックは素晴らしく素敵な曲を沢山持ってますが、スペイン、アルマンドルンバなど、これらのヒットソングは、彼のソングでコンポジションではありません。
チック本人から、ソングとコンポジションは分けて考えてることを聞きました。
ソングはジャズ譜(メロディーとコードが中心ですが)、コンポジションは作曲、全ての音符を楽譜に彼自身が書き下ろしているのです。
彼は過去にピアノ協奏曲など大きな作曲も数多くやっていて、
今はNYフィル委嘱作品トロンボーン協奏曲を書いています。


もう直ぐキース/オーバーザレインボーの録音録画編集も届く予定!
とっても楽しみです。

色々と振り返ってみたら。。
音楽以外でもこのお篭り期間で色んな新しい事を成し遂げました!

たこ焼き、ぺエリア、ストロベリーケーキ、桃コンポート、苺ババロア、苺ジャム、リトルネック貝でのボンゴレ、パン作り、ガーデニング、NHK大河ドラマ5作品”真田丸””天地人”龍馬伝””GO”篤姫”&NHKテレビ小説”ごちそうさん”、などもインターネットで観たりして。。侍言葉が頭に焼き付きました。笑!








こちらMA州は、まだまだロックダウンが全て解除ではありませんので、
気は抜けませんが、自宅での生活がとても充実してて、楽しく元気でいられる
事に感謝して止みません。

ただ、夫リチャードはじめ私の周りにいる家族のようなリビングレジェント達、スティーヴガッド、エディゴメス、チック&ゲールは皆70代後半(80に近い)....

この現役の素晴らしきアーティスト達には半年も一年をも無駄には出来ない時間だとも思います。

夫も毎日変わらず黙々と練習していますが、コンサートがないのは命を削られているような気がします。
時間は限られて来ているのですよね。

早くこのパンデミックが治り、普通にコンサート活動が出来る様になることを
心から心から祈らずにはおられません。

皆様方もどうぞ息災で!
お元気でお過ごしください!
又会う日まで。

感謝を込めて。
Love,MIKA




P.s.お知らせを一つ!
私が編曲したバッハ・シャコンヌの楽譜が大手カイザーミュージックより
今年初めに出版されました。












今年2020に入りCovid19自宅お篭りで得たもの? 


今年は1月6日にCAを出て、
単身による最後の歯科治療で日本(熊本)へ行きました。
坂口歯科医院に大変お世話になり2週間を楽しく過ごすことが出来て...
今となっては本当に行っておいて良かったです。大感謝。


1月22日にボストンへ帰宅。
3月中旬までは6月東京リサイタルに向けて猛練習をしていました。
が?! ... Covid-19がパンデミックとなり..
私はその時...6月にUSから来日してツアーするのは無理かも?
と直感的に感じ....
少々タイミング的には早いかな?と思いながらも2月に延期することを決めました。
(今となってはこの時の判断は正しかったと胸を撫で下ろしています。)

4月からはちょっとリラックスして、新作の練習やホームセッション配信、毎日の料理、ガーニングなどしながらゆっくりと過ごしました。

それから既に、今は早くも6月中旬、自宅お篭りも3ヶ月目に突入。
これまで(私がリチャードと生活してから十年間)
演奏ツアーで1ヶ月以上も自宅にいることなんてなかったのでなんだか不思議な気分です...

でも、こういう機会も良いね。大切だね!
と夫と二人でゆったりと楽しく過ごせることに日々感謝することにしました。


私達演奏家は...
通常、目の前にあるコンサートの演奏プログラムの練習に追われているので、
こうやって沢山のやりたかった新曲をじっくりさらえるチャンスがなかなかありません。又新しいレパートリーをじっくりと増やすということも難しいので、
このパンデミックのお陰で叶えることが出来ました。
このお篭り中の一つの成果とも言えましょう。

これも先ず、最近巡り会った東京在住アレンジャー&アーティスト布施威氏の素晴らしい才能とお人柄のお陰!沢山の素敵なマリンバとクラリネット作品が私達との共同作業において出来上がったことに感謝して止みません!

それに増して、思いがけなくNYアイコンと言われる作曲家ジョンゾーン氏から新作がプレゼントされたり.....


東京リサイタルの為に委嘱してた、今や世界的に注目を集めるNY在住若きアーティスト狭間美帆さんやジョエルロス氏からの新しい作品も届きました!


最近はチックコリア氏からも、新たにマリンバ、クラリネット、ピアノとボイス(声)の私達夫婦とチック夫妻によるカルテットの為の新曲を書きたいと知らせがあったり、
兼ねてから約束しているパットメセニー氏からのデュオ新作もこのチャンスで来るのでは?と密かに期待しています。

又リチャードが得意とし愛するブラームス/間奏曲にも挑戦しました!
これはYouTubeにも投稿してます。是非聴いてみて下さい。
https://youtu.be/NRU8JOj6U6k


又自宅からネット配信したり、多くのミュージシャンが配信しているのを聴いたり観たりしてインターネットを介しての演奏ということについても、とても考えさせられています。

そんな中...昨日練習していてふと改めて気づくことがありました...

演奏家は、いつも”誰かの為に..何かの為に..演奏しているんだと..”ということ。


例えば先週は、キースジャレット氏が即興で演奏したオーバーザレインボーを
ソロマリンバで録画録音しました。



通常、楽譜の音も取れて弾けるようになったら、その次は自分の解釈、想いを込めることが必要になります。
その時に..

この曲を何の為に弾くのか?

ということがとても大切な部分となるのです。

私にとってこのキースさんの音楽を演奏するということは、
彼と奧様アキコさんへのトリビュート。
特にアキコさんが幾度になく、ご自身の病気など辛いことを乗り越えていらした
ことへの尊敬の念があり、そういうことを想いながらこの曲に向かいました。

実は5月頭のキース&アキコさんの誕生日に誰かがSNSに投稿していたキースさんの
1984東京コンサート”オーバーザレインボー”YouTubeを聴いて、
直感的にこれマリンバでそのまま弾けるかも?弾いてみたい!
と思い、早速布施さんにマリンバ用に採譜を依頼したのです。

予想通り、楽譜になった音を一つずつさらってる時から、キースさんのフィールズが
感じられてとてもミラクルでした。

しかしながら録音録画する時には、マリンバでルバートを表現することに難を見出して、
通常の時より遥かに困難でした。
マリンバという楽器は早く弾くことは容易いのですが、テンポ遅くスペースあるルバートを演奏するのは(技術的には簡単ですが)、音楽的には凄く難しいのです。
なので、この曲を演奏するというのは、
とても良い経験と学びとチャレンジともなりました。
なんせ2日間で40回超えるほどのテイクをして、リチャードからYou are manic!(マニアックの意味)と言われたのです!笑

ようやく最終録音が出来....
それを夫に聴いてもらいました。

目を瞑って聴いてたリチャードが…
なんとまあ?!
感動して泣いてくれたのです…
こんなこと初めてだったので驚きましたが...
何より嬉しかった!

ちょっと横道に外れましたが.....

演奏家は一人きりで演奏するより、
誰かが目の前にいたり... 誰かの為に..何かの為に..と想い演奏することで
数倍演奏が輝いてくると私は限りなく信じます。

演奏家にとって、目の前に聴く人がいない状態での演奏は
(一人でのネット配信のこと)エナジーや心の持ちようが違うと思うのです。
ネットで観たり聴いたりする人達は不特定多数なので、
それはそれでインフォメーションとして音楽を伝えるのには良いけれど
真の演奏家の全ての心の奥までは伝えられないツールなのだと信じます。

もちろんテクニックと音楽の基本は十分伝えられますし、全力で演奏することも可能です。
しかし、演奏家と聴きてとのコミュニケーションで生まれるその一瞬のミラクルな音や表現、楽譜をも超える目に見えない力量と心の奥深さ、その時その瞬間に生まれる音楽は....
誰かそこで聴いていてくれて演奏するのと、1人きりで演奏するのとでは、
生まれゆく音楽が遥かに違うのです。

私達はコンサート時に目の前で聴いて下さるお客様の為に演奏するのが仕事です。
聴きにおいで下さった方々への感謝の気持ち、私達の音楽へ取り組む真摯な気持ち、
高みを目指す鍛錬など、そこに向かう為の日々の生き方、
その全てが、ステージ上で音楽をとうして、全てあらわになります。
なので毎日毎日黙々とただただ練習に励むのです。

インターネット配信では、決してそういう心の奥深いところまでは聴け無いと思います。
それにPCに精通した人や良い録音録画設備を持ってる人は、
それを駆使して良い音や演奏を作る事が出来ます。
それはコンサートアーティストとは違う資質だと感じるのです。

しかしながら、そうは言ってもこのパンデミックでコンサートもイベントも中止になり
自宅でしか何もできない時は、SNSやYouTubeなどのオンライン配信は、
私達ミュージシャンにとっても、リスナーにとっても大いなる励みになることは
間違いありません。
もしもSNSやYouTubeなどが無かったならば、この自宅での3ヶ月間は
とても味気ないものだったにも違いありませんよね!

昨日はそういうことをふと思ったので久しぶりにブログを書き留めてみました。

先週6月12日は敬愛するチックコリア氏の79歳お誕生日で本人へのサプライズ
ビデオメッセージを彼のアシスタントと奥さんゲールから頼まれたので2つの
動画を作成しました。一つは夫とデュオでのバッハ”シンフォニアCmin”を、

もう一つは昨年チックから書き下ろしてもらった”バースデーソングフォーミカ”
これはマリンバソロとして書き下ろしてもらっていましたが、
世界初演はスティーヴガッド氏とドラムとのデュオで演奏し、
まだソロでの演奏をちゃんと聴いてもらって無かったので、今回チックへのバースデートリビュートとして家で録画録音してYouTubeに投稿しました。

この時も結局何回かテイクしたうち最後はリチャードに聴いてもらった時のテイクが一番良かったので、それをアップロードしました。
やっぱり演奏する時にエナジーってとても重要なのです。

チック本人も直ぐ聴いてくれて過去最高の賛辞を頂きました!
こういう時はネット配信の有り難さがわかります!笑

*チックが初めて作曲したマリンバソロ作品
”バースデーソングフォーMIKA”のYoutube リンクです。
宜しければ❣️
https://youtu.be/Lfc3BrmVOik

チックは素晴らしく素敵な曲を沢山持ってますが、スペイン、アルマンドルンバなど、これらのヒットソングは、彼のソングでコンポジションではありません。
チック本人から、ソングとコンポジションは分けて考えてることを聞きました。
ソングはジャズ譜(メロディーとコードが中心ですが)、コンポジションは作曲、全ての音符を楽譜に彼自身が書き下ろしているのです。
彼は過去にピアノ協奏曲など大きな作曲も数多くやっていて、
今はNYフィル委嘱作品トロンボーン協奏曲を書いています。


もう直ぐキース/オーバーザレインボーの録音録画編集も届く予定!
とっても楽しみです。

色々と振り返ってみたら。。
音楽以外でもこのお篭り期間で色んな新しい事を成し遂げました!

たこ焼き、ぺエリア、ストロベリーケーキ、桃コンポート、苺ババロア、苺ジャム、リトルネック貝でのボンゴレ、パン作り、ガーデニング、NHK大河ドラマ5作品”真田丸””天地人”龍馬伝””GO”篤姫”&NHKテレビ小説”ごちそうさん”、などもインターネットで観たりして。。侍言葉が頭に焼き付きました。笑!








こちらMA州は、まだまだロックダウンが全て解除ではありませんので、
気は抜けませんが、自宅での生活がとても充実してて、楽しく元気でいられる
事に感謝して止みません。

ただ、夫リチャードはじめ私の周りにいる家族のようなリビングレジェント達、スティーヴガッド、エディゴメス、チック&ゲールは皆70代後半(80に近い)....

この現役の素晴らしきアーティスト達には半年も一年をも無駄には出来ない時間だとも思います。

夫も毎日変わらず黙々と練習していますが、コンサートがないのは命を削られているような気がします。
時間は限られて来ているのですよね。

早くこのパンデミックが治り、普通にコンサート活動が出来る様になることを
心から心から祈らずにはおられません。

皆様方もどうぞ息災で!
お元気でお過ごしください!
又会う日まで。

感謝を込めて。
Love,MIKA




P.s.お知らせを一つ!
私が編曲したバッハ・シャコンヌの楽譜が大手カイザーミュージックより
今年初めに出版されました。












New CD Tapereba 日本リリース 

とても有難いことに日経新聞に掲載されました!

 


新CDアルバムTAPEREBAが東京エムプラスから日本リリースされて、
東京新宿タワーレコード店では大きくディスプレイされました!感謝。



New CD Tapereba 日本リリース!2020 

とても有難いことに日経新聞に掲載されました!

 


新CDアルバムTAPEREBAが東京エムプラスから日本リリースされて、
東京新宿タワーレコード店では大きくディスプレイされました!感謝。



 




新譜CD「Palimpsest」リリース❣️ 

6月7日にリリースしたCD 『Palimpsest』❣️
の素晴らしい評価が沢山来ています。
英グラモフォン誌のレビューも来月来るそうですが....
取り急ぎ今来ている批評を紹介させて下さい!

日本でも東京エムプラスから発売されて全国のレコード店で良い感じで展開されてます!
とっても嬉しいです!感謝感激!








人生と音楽の伴侶であるマリンバの達人ミカ・ストルツマンと高名なクラリネットの巨匠リチャード・ストルツマンの共同による力強い二人三脚のアルバム「パリンプセスト」(Avie 2409) 幅広い分野のクラシック作品とコンテンポラりー モダニズムの編曲が多岐にわたり紹介され飽きさせないし、二人のアーティスト自身とその二人の間にかもし出される驚くほど豊かな音色による音楽性が際立っているという点がこのアルバムの優れたところである。

幕開けの音楽としてJ.S.バッハの編曲もの2曲「半音階的幻想曲とフーガ」が、まずクラリネットソロを、フーガではクラリネットとおよび新たに加わる胸に染みるバンドネオン(H.デル・クルトによる。後述。)を軸に展開する。

そしてバッハの「シャコンヌ」のマリンバの為の特別な版が聴かれる。フーカの主題のアイディアの軸はマリンバであり、この楽器の際立った特質である木の音色の温かさが見事に効果的に表現されている。

そのあとはラヴェルのうっとりするような作品「亡き王女のためのパヴァーヌ」へと続くが、クラリネットとマリンバによる述懐のごとく、ますます印象的に聴こえる。叙情的な華麗さが新たな生命と活気をもたらし、それが私たちにとってよい結果になっている。

そしてウィリアム・トーマス・マッキンレー(1935-2015)の音楽が登場。「モーストリー・ブルース2番、8番および12番」。これはコンテンポラリー モダンの作品であると同時にアメリカのジャズっぽい様式によって味わいが増している。

アルバムタイトルであるジョン・ゾーンの「パリンプセスト」は、運動・知覚一体となった魅力的なマリンバの鼓動と、見事なまでに広い音域で、ダイナミックなクラリネットパートからなる、とても慣用的なモダンのリズミカルな作品である。この曲はすべてのものを集中させてしまうので、単にタイトルだからということ以上にこのアルバムの象徴的な曲だ。驚異的。われわれの体験するのは4分44秒にわたる集中した華やかさである。

素敵なピアソラの2つの短い曲がアルバムを締めくくる。活気あふれるアルゼンチン モダンクラシックの作品「タンゴ 5番」。そして濃密な「フーガとミステリオ」。この曲も土くさい民族音楽の要素を持ち、バンドネオン(エクトール・デル・クルト)とベースのペドロ・ジロードがデュオに効果的に加わっている。


ミカとリチャードの高い芸術性と、マリンバとクラリネットの融合した響きに対する彼らの鋭い感覚が、この魅力的でとても価値のあるCDにおいてすべて結実している。2つの楽器およびその伝承を愛する人なら誰しも魅力を感じ、感動を覚えるだろう。この音楽は繰り返し聴く価値が充分にある。ストルツマン夫妻に賞賛と祝福を!推薦盤である。








バッハの無伴奏バイオリンの為のパルテイィータ、ニ短調の中のパルティータは編曲しても全く違和感のない曲なのだが、ミカ・ストルツマン自身による編曲は、この楽器の音楽的、感情的な領域の広さ、および彼女自身の見事な演奏を表現している。ラヴェルの亡き王女の為のパヴァーヌは、こちらも本当に沢山の編曲が存在するが、リチャード・ストルツマンによるマリンバとクラリネットの為の版は風変わりに聴こえると同時に懐かしい感じがする、言い換えれば、このような種類の曲にはちょうどふさわしいものだ。

ダリウス・ミヨーは1947年に書いたマリンバとビブラフォンの為の協奏曲という異色の作品でマリンバをクラシックの管弦楽に導入したが、レオシュ・ヤナーチェクからスティーブ・ライヒといった作曲家によってこの驚くべき楽器が室内楽や管弦楽作品に加える印象的な色彩が急速に紹介されていった。マリンバ奏者ミカ・ストルツマgfンと彼女の夫でクラリネット奏者のリチャード・ストルツマンによるこの新しいCDはさまざまな音楽のスタイルのすばらしい概要を提供してくれている(「バッハからゾーンまで」とは幅広い範囲の音楽を語るにはとてもよいやり方だ)

私にとって、このアルバムのハイライトは、タイトル名にもなっているジョン・ゾーンの曲だ。リチャード・ストルツマンはライナー・ノートでこの曲について解説している。

ミカが完全なる調性音楽を演奏し始めると、何か抽象的で、リズムの無いクラリネットが飛び込んできて、気違いじみた音域の跳躍を演奏する。まるでオーネット・コールマンが部屋に乱入してきたかのように。それはミカの演奏するパートの根底にある「古い原稿」の一定の拍子と対立し続ける。演奏するのが非常に楽しいし、聴衆にとってはサプライズなヒットだった。


ここに収められた沢山の曲には(バッハの編曲を含め)ジャズとブルースの抑揚がある。ピアソラの作品はとても自然に感じる。理由の一つにはこのアルゼンチンの巨匠が彼自身のジャズとクラシックの語法で作曲したため。もう一つは全編を通じるストルツマン夫妻とバンドネオン奏者のグルーブ感のおかげだろう。



*All Music  5スター(5星)!

この新譜には多くを期待できないかもしれない…夫婦によるアルバムというのは、演奏している当人達は確かに楽しいかもしれないが、一流のものは稀であるからだ。
バッハやピアソラといった編曲に向いた作曲家の曲にとってもマリンバとクラリネットという組み合わせには無理があるかもしれない。ストルツマン夫妻のジャズ奏者でもあるという経歴を考慮に入れると、ジャズのアルバムだと期待するかもしれないし、新しいフュージョン作品にありがちな範疇と思うかもしれない。

そういった思い込みは一切捨てよう。このアルバムは凄い。

クラリネット奏者リチャード・ストルツマンの多才ぶりはよく知られている。でも彼のファン達ですらマリンバ奏者ミカ・ストルツマンの業績を知らないかもしれない。ジャズ奏者の経歴を持つ彼女だが、自分自身が、わずかな伝統しか持たぬ楽器で魅惑的なクラシックを演奏する奏者であることをここで証明している。ジャズの面はよくこなれている。ジャズの気配は全編を通じて感じられ、特にウィリアム・トマス・マッキンリーの作品「モーストリー・ブルース」と、ジョン・ゾーンによるアルバム・タイトル「パリンプセスト」において。しかしながらそれらは所謂ジャズ・アレンジメントではない。主役たちの演奏はどちらも美しく、共感性という望ましい特質を備えている。しかし真に抜きん出ているのは編曲ものなのだ。冒頭のクロマティック・ファンタジーにおける見事なクラリネットソロから、アストール・ピアソラの曲の2つの異なるコンセプトに至るまで、ストルツマン夫妻のおかげで私たちはわくわくどきどきの連続だ。リチャード・ストルツマンはラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」の心打つメロディーの演奏を披露している。

圧巻は多分「独奏バイオリンのためのパルティータ2番(BWV1004)」の中の傑作、シャコンヌの編曲版によって、微光を放つテクスチュアに込められたバッハの多声の思いを表出させたミカ・ストルツマンの想像力だろう。見事というしかない。思いがけない傑作だ。






*英語レビューの素晴らしい日本語訳は八木巧次さんです。
いつも本当に有難うございます!大感謝。


何と!8月末にはジャズワールドの新譜『TAPEREBA』もリリースされます!
お楽しみに! 


新譜CD「Palimpsest」リリース❣️ 

6月7日にリリースしたCD 『Palimpsest』❣️
の素晴らしい評価が沢山来ています。
英グラモフォン誌のレビューも来月来るそうですが....
取り急ぎ今来ている批評を紹介させて下さい!

日本でも東京エムプラスから発売されて全国のレコード店で良い感じで展開されてます!
とっても嬉しいです!感謝感激!








人生と音楽の伴侶であるマリンバの達人ミカ・ストルツマンと高名なクラリネットの巨匠リチャード・ストルツマンの共同による力強い二人三脚のアルバム「パリンプセスト」(Avie 2409) 幅広い分野のクラシック作品とコンテンポラりー モダニズムの編曲が多岐にわたり紹介され飽きさせないし、二人のアーティスト自身とその二人の間にかもし出される驚くほど豊かな音色による音楽性が際立っているという点がこのアルバムの優れたところである。

幕開けの音楽としてJ.S.バッハの編曲もの2曲「半音階的幻想曲とフーガ」が、まずクラリネットソロを、フーガではクラリネットとおよび新たに加わる胸に染みるバンドネオン(H.デル・クルトによる。後述。)を軸に展開する。

そしてバッハの「シャコンヌ」のマリンバの為の特別な版が聴かれる。フーカの主題のアイディアの軸はマリンバであり、この楽器の際立った特質である木の音色の温かさが見事に効果的に表現されている。

そのあとはラヴェルのうっとりするような作品「亡き王女のためのパヴァーヌ」へと続くが、クラリネットとマリンバによる述懐のごとく、ますます印象的に聴こえる。叙情的な華麗さが新たな生命と活気をもたらし、それが私たちにとってよい結果になっている。

そしてウィリアム・トーマス・マッキンレー(1935-2015)の音楽が登場。「モーストリー・ブルース2番、8番および12番」。これはコンテンポラリー モダンの作品であると同時にアメリカのジャズっぽい様式によって味わいが増している。

アルバムタイトルであるジョン・ゾーンの「パリンプセスト」は、運動・知覚一体となった魅力的なマリンバの鼓動と、見事なまでに広い音域で、ダイナミックなクラリネットパートからなる、とても慣用的なモダンのリズミカルな作品である。この曲はすべてのものを集中させてしまうので、単にタイトルだからということ以上にこのアルバムの象徴的な曲だ。驚異的。われわれの体験するのは4分44秒にわたる集中した華やかさである。

素敵なピアソラの2つの短い曲がアルバムを締めくくる。活気あふれるアルゼンチン モダンクラシックの作品「タンゴ 5番」。そして濃密な「フーガとミステリオ」。この曲も土くさい民族音楽の要素を持ち、バンドネオン(エクトール・デル・クルト)とベースのペドロ・ジロードがデュオに効果的に加わっている。


ミカとリチャードの高い芸術性と、マリンバとクラリネットの融合した響きに対する彼らの鋭い感覚が、この魅力的でとても価値のあるCDにおいてすべて結実している。2つの楽器およびその伝承を愛する人なら誰しも魅力を感じ、感動を覚えるだろう。この音楽は繰り返し聴く価値が充分にある。ストルツマン夫妻に賞賛と祝福を!推薦盤である。








バッハの無伴奏バイオリンの為のパルテイィータ、ニ短調の中のパルティータは編曲しても全く違和感のない曲なのだが、ミカ・ストルツマン自身による編曲は、この楽器の音楽的、感情的な領域の広さ、および彼女自身の見事な演奏を表現している。ラヴェルの亡き王女の為のパヴァーヌは、こちらも本当に沢山の編曲が存在するが、リチャード・ストルツマンによるマリンバとクラリネットの為の版は風変わりに聴こえると同時に懐かしい感じがする、言い換えれば、このような種類の曲にはちょうどふさわしいものだ。

ダリウス・ミヨーは1947年に書いたマリンバとビブラフォンの為の協奏曲という異色の作品でマリンバをクラシックの管弦楽に導入したが、レオシュ・ヤナーチェクからスティーブ・ライヒといった作曲家によってこの驚くべき楽器が室内楽や管弦楽作品に加える印象的な色彩が急速に紹介されていった。マリンバ奏者ミカ・ストルツマgfンと彼女の夫でクラリネット奏者のリチャード・ストルツマンによるこの新しいCDはさまざまな音楽のスタイルのすばらしい概要を提供してくれている(「バッハからゾーンまで」とは幅広い範囲の音楽を語るにはとてもよいやり方だ)

私にとって、このアルバムのハイライトは、タイトル名にもなっているジョン・ゾーンの曲だ。リチャード・ストルツマンはライナー・ノートでこの曲について解説している。

ミカが完全なる調性音楽を演奏し始めると、何か抽象的で、リズムの無いクラリネットが飛び込んできて、気違いじみた音域の跳躍を演奏する。まるでオーネット・コールマンが部屋に乱入してきたかのように。それはミカの演奏するパートの根底にある「古い原稿」の一定の拍子と対立し続ける。演奏するのが非常に楽しいし、聴衆にとってはサプライズなヒットだった。


ここに収められた沢山の曲には(バッハの編曲を含め)ジャズとブルースの抑揚がある。ピアソラの作品はとても自然に感じる。理由の一つにはこのアルゼンチンの巨匠が彼自身のジャズとクラシックの語法で作曲したため。もう一つは全編を通じるストルツマン夫妻とバンドネオン奏者のグルーブ感のおかげだろう。



*All Music  5スター(5星)!

この新譜には多くを期待できないかもしれない…夫婦によるアルバムというのは、演奏している当人達は確かに楽しいかもしれないが、一流のものは稀であるからだ。
バッハやピアソラといった編曲に向いた作曲家の曲にとってもマリンバとクラリネットという組み合わせには無理があるかもしれない。ストルツマン夫妻のジャズ奏者でもあるという経歴を考慮に入れると、ジャズのアルバムだと期待するかもしれないし、新しいフュージョン作品にありがちな範疇と思うかもしれない。

そういった思い込みは一切捨てよう。このアルバムは凄い。

クラリネット奏者リチャード・ストルツマンの多才ぶりはよく知られている。でも彼のファン達ですらマリンバ奏者ミカ・ストルツマンの業績を知らないかもしれない。ジャズ奏者の経歴を持つ彼女だが、自分自身が、わずかな伝統しか持たぬ楽器で魅惑的なクラシックを演奏する奏者であることをここで証明している。ジャズの面はよくこなれている。ジャズの気配は全編を通じて感じられ、特にウィリアム・トマス・マッキンリーの作品「モーストリー・ブルース」と、ジョン・ゾーンによるアルバム・タイトル「パリンプセスト」において。しかしながらそれらは所謂ジャズ・アレンジメントではない。主役たちの演奏はどちらも美しく、共感性という望ましい特質を備えている。しかし真に抜きん出ているのは編曲ものなのだ。冒頭のクロマティック・ファンタジーにおける見事なクラリネットソロから、アストール・ピアソラの曲の2つの異なるコンセプトに至るまで、ストルツマン夫妻のおかげで私たちはわくわくどきどきの連続だ。リチャード・ストルツマンはラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」の心打つメロディーの演奏を披露している。

圧巻は多分「独奏バイオリンのためのパルティータ2番(BWV1004)」の中の傑作、シャコンヌの編曲版によって、微光を放つテクスチュアに込められたバッハの多声の思いを表出させたミカ・ストルツマンの想像力だろう。見事というしかない。思いがけない傑作だ。






*英語レビューの素晴らしい日本語訳は八木巧次さんです。
いつも本当に有難うございます!大感謝。


何と!8月末にはジャズワールドの新譜『TAPEREBA』もリリースされます!
お楽しみに!